若者言葉

コロナ禍ということで、業務形態が変わる方は多いと思います。最たる例は在宅ワークの増加だと思いますが、インバウンド事業の方はオンラインへ切り替えを急ピッチで進めていたり。

そんな中、私の妻も例外ではなく、今までとは別の店舗で仕事をすることとなりました。今までとは違い、平均年齢が極端に低くなったようです。

40代から見る20歳

私も41歳なので感じるところではありますが、20歳離れると文化も価値観も違います。つまり、常識が違うわけです。

妻の職場の出来事を自宅でよく聞くのですが、なかなか手応えのある内容と言いますか。職場での言葉使いを学んできていないからか、「それな!」とか「覚えろし」など、若者言葉が普通に社内で使われているようです。特に現代では相手の捉え方で難しいところもありますから、おそらくさまざまな職場で似たような悩みはあるのではないでしょうか。

実際、職場によっては堅苦しくない言葉を意図的に使わせるようにするところもあります。私もそういった職場にいた経験がありますから、それはそれでわかるのですが。

変化している学生時代

詰まるところ、学生時代のあり方から違うということです。

ハラスメントという言葉が世の中に定着し、精神的被害を受けた側に寄り添うことが増えた社会。影響を与える側の教師が一歩踏み込みにくくなったということではないでしょうか。

決して褒められたことではありませんが、私は中学時代に現代で言うパワハラを毎日受けた記憶があります。主に部活ですね。バレーボール部でしたが、ボールをレシーブできるまでありえない距離に投げられ、それを取れないとボールを投げつけられる。飲み物は飲めませんし、言葉使いはそれはそれはひどいものです。多分、現在同じことが行われていて録画されていたら問題になるでしょう。

でも、時代的にこれは普通でした。もちろん喜んでボールを投げられていたわけではありませんけど、この恐怖を乗り越えると強くなる?みたいな狂信的な要素があった気がします。

こういった経験って、社会にでた後に意外と生きていると言いますか。理不尽に対する免疫があるみたいな。当然推奨はしていません。しかし、これは私達より前の世代がより一層理不尽を受けていたということでもあると思うのです。最たる例は戦争で、戦争を体験した世代と接点があった私たちと、そうでない世代の格差。これは大きいのかなと。

そういった理不尽が世の中から減っていき、若い世代は理不尽に対する免疫も減っているのではないでしょうか。学生時代に免疫がついていない分、社会人になってから苦労するシーンも増えるのかもしれません。

全ては妻の帰宅後に聞くグチから生まれた記事でした。