久しぶりに朝更新してみます。普段は夕方あたりの作業の隙間で書いていましたが、ちょっとネガティブニュースが多いので、頭が冴えてる午前が最適です。
私は、一日の生活習慣の中で1時間強くらいテレビのニュースを見る時間があります。その内訳の8割くらいはコロナウィルス、もしくはそれに関連した五輪のことです。別に選んでコロナウィルスのニュースを見ているわけではないのですが、チャンネルをザッピングしても結局内容は同じなのです。
今回は、その五輪に関してちょっと書いてみたいと思います。注目すべきは通常開催するのか延期するのかという点についてです。
五輪開催まであと5か月を切っている中、開催国やIOCがどれだけ予定通り開催することを強調しても、各国の事情というものは別にあるものです。先日、総理が「完全な形で開催することで一致しました」とG7首脳との電話会談結果を国民に発表していました。
「完全な形」という表現は捉え方が難しいですね。現在通常通りの開催を進めているわけですから、日程等の変更がない形をそれと捉えているのかもしれません。
個人的には一年延期して、予定通り全ての国が参加できる形が「完全な形」かなと考えています。全競技のうち、約半分の出場選手が決まっていない現状もありますし、その選考競技がなかなか開催できない点も大きな問題点です。
いっそのこと、今から一週間以内に五輪開催を一年延期しますと発表した場合はどうなるでしょうか。
まだ開催まで期間がある分、ホテルや飛行機のキャンセルが比較的円滑です。大事なことは「決定後に時間を用意すること」だと私は思いますので、突発的に大量キャンセルの恐れがあるまま迎えるインバウンド事業の方々には妥協点とならないでしょうか。
当然、キャンセルせずに全て予定通り行われることが、経済的には好ましいとは思います。コロナウィルス騒動が落ち着いて、全競技の準備も間に合って、「なんとかなったね!」と大団円で五輪の閉会式を迎えることができれば最高です。非常に可能性の低い展開となりつつありますが。
そうなると気になるのは他国の対応です。日本単体での決定のみで開催出来るものではない為、他国大勢を味方につけた対応ができるようであれば現在進行形なのも頷けます。現在進行形ならば他国首脳陣との歩調が乱れないかが一番の鍵のはずです。
病気で圧迫なのか、経済で圧迫なのか。両方とも大きな問題だと考えます。どう選んでも立場によって反対意見はそれなりにある現状です。
私としては今月中には半年~一年延期することで、逆に伸びた五輪特需を拡大するという展開がよいのではないかと思うのですが。開催が延期することでダメージは計り知れないほど大きいですが、攻めの姿勢を取れる部分もあるはずです。
■一つは野球やサッカーといった五輪中断期間を設けていた日本のプロリーグが、比較的正常な日程で運営できること。
■次に五輪という拡販の目玉が一年延期されることで、少し落ち着いてきたらインバウンド需要が活発化する可能性があること。
今回、コロナウィルスによる売り上げ低下を証明できる中小企業に対して国が助成金を出しています。当然ですが、これらは税金です。赤字大国日本が復調する為の象徴はやはり必要だと思いますから、「段取りを組む」という点でも延期した五輪に向かって頑張るというのが良いと思うのですが。
パンデミックというより、日本がキャパオーバーしているような気がします。国難を乗り切る為に一番大事なのは、乗り切る為のプランを国民で共有することだと私は思います。
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