2020年の環境問題

あけましておめでとうございます。令和2年最初のブログです。

今年は東京五輪が夏にあります。日程は7月24日(金)から8月9日(日)までの17日間で行われるのですが、種目数は過去最大の339種類となっています。17日間で339種類の種目が行われるというのは、なかなかの過密日程ですね。

しかしマラソンと競歩が急遽北海道で行われることになったということで、オール東京の五輪ではなくなりました。マラソン・競歩の選手村は札幌プリンスホテルを予定しているとのことです。

この出来事に関しては、今後も長く尾を引くような気がします。アスリートファーストという言葉をIOCは使用していましたが、MGCで東京五輪と同じコースを走って準備していた日本のアスリートに関してはどうなのだろうと思うのですが。

近年の異常気象により、先の気候が読みにくいところはたしかにあると思います。開催地変更のアナウンスが遅いというのは感じるところではありますが、それでももしかしたら英断だったと言う日がくるのかもしれません。これは実際に開催するタイミングにならないとわからないことだと思いますし、暑さは東京に限ったことではありません。逆にソチ五輪で想定より暖かすぎたということもあったわけですから。今後の五輪開催で常に抱える課題の一つだと思います。

異常気象といえば、去年は「これまで経験したことのないような」集中豪雨や、日本の最高気温の更新といった出来事がありました。去年に限らず年々気象の異常さが目立ってきています。IPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)では将来的予想として、「ほとんどの陸域で暑い日や暑い夜の頻度の増加や昇温」が21世紀末にほぼ確実に起こるとしています。しかし、大雨や干ばつ、熱帯低気圧の発生頻度の変化に関してはまだよくわかっていないそうです。家庭ごとの備えというのが、今後はより大事になってきそうですね。

日本はあと20年で日本全国の埋め立て場が満杯になってごみを埋め立てできなくなります。これは2年前に環境省が発表した内容によるものです。日本はゴミ処理場の飽和を回避するために、リサイクルできるごみを資源ごみとして中国を中心に輸出していました。しかし、中国が輸入を禁止したことで、日本はごみ捨て場を失いました。中国への資源ごみ輸出分は、アジア各国に分散して輸出しているのが現状です。タイ、マレーシア、ベトナム、台湾といった国々が代表的ですが、タイやマレーシアでは2021年までに廃プラスチックの輸入を全面禁止とする方針とのことです。この問題はまったく解決されていませんから、現在はごみ処理場の寿命まで突き進んでいることになります。あと20年後というと大多数の方がまだ生存しているでしょうし、自分の子供世代に地球規模の課題を残すことになります。環境問題はすでに先延ばしができない状況になっている為、ごみ処理という当面の課題は早期にクリアしないといけません。そもそも地球規模でいえば、一つの地域のごみを別の地域に移動させているというだけで、まったく改善されてはいないわけです。

環境問題というのは、ある意味経済とセットです。どちらかのみを優先させるだけでは上手くいかない為です。経済優先はミクロレベルでどうしても起こりますから、企業間レベルで環境優先というのはなかなか難しいはずです。それこそ国家間でもパリ協定脱退という国もあったくらいですから。

異常気象~ごみ処理問題~経済といった、地球規模で課題があります。企業努力で100%リサイクルのプラスチック使用、紙ストローの使用といった変化も見えてきている中、環境問題を国単位でもっと大きく表面化して取り組んでいただきたいと個人的には考えています。

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Author:WEB管理者 

 

WEBサイト制作の現場でWEBディレクター、WEBデザイナー、コピーライターとして主に活動してきました。
現在はドラクエウォークでダイエット中です。