以前このブログでも取り扱ったつもりになっていたコンビニの時短問題。そう、「取り扱ったつもり」だったのです。確かに書いたつもりだったのですが、夢の中で書いていたのでしょうか。パソコンと向き合うと若干意識が明後日の方向に行くことも多いので、もしかしたらそうなのかもしれません。
今年6月、大阪のとあるコンビニで問題となったフランチャイズ店の時短営業。現場は人手不足から24時間営業をやめるとし、フランチャイズの本部ではそれはできないと伝えるといった構図でした。フランチャイズ契約を結んでいる以上、オーナーの取っている行為は契約違反です。フランチャイズの仕組みを利用しつつ、自分のやりたいようにやるという行為は問題です。
だがしかし、実際に現在の求人に関しては人手が足りません。とある業界では有効求人倍率6倍という話も聞いたことがあります。そういった世情の為、世論は現場サイドに同情的な声が多かったと記憶しています。
今回、同様のコンビニ店がフランチャイズ本部に「9月から日曜日を定休日にする」と通告したとのことです。日本のコンビニで日曜日が定休日というのは見聞きしたことがないですね。
これには同情的だった方々も批判的に回るケースも多いようで、世論は本部の方に傾くかもしれません。
しかし、私は思うのですが、
日曜にコンビニが営業していなくても、ユーザーとしてはたいして困らないのではないでしょうか。
これはもちろん、全てのコンビニが同じ曜日に休みとなると多少は困ってきますが、ある程度コンビニを選ぶことができる地域の方からすれば、それぞれのコンビニで定休日がずれていれば問題はないかと思います。現在でも人手が足りていない店舗が多々あるわけですから、今後の少子高齢化によってどんどん苦しくなるのは明白です。
私の妻の実家はとんでもない田舎の方にあるのですが、車で25分ほど走ればコンビニがあります。おおいに賑わっているコンビニではありますが、意外と田舎のコンビニは24時間営業じゃなくても問題がありません。そういうものという認識といいますか。便利に慣れると、その便利が無くなることが非常に大変なことに錯覚しがちです。ある種のバイアスがかかっている状態です。
マンパワーで補っている便利さなのであれば、人が減るならサービスを減らすかAI等で代用するかです。オフィスに置く無人コンビニが伸びているのも、そういったところに着眼してるのかもしれませんね。
決してオーナーのやり方を支持しているわけではありませんが、現代のコンビニの在り方として、定休日の設定というのはアリなのかもしれないと感じました。まあ、事案の本質としては、コンビニが定休日を持つか否かよりも、オーナーがレギュレーションを無視している点が問題だとは思いますが。
WEBサイト制作の現場でWEBディレクター、WEBデザイナー、コピーライターとして主に活動。
現在は不動産投資のノウハウを学ぶべく、日夜勉強中。