先日、ふとテレビをつけた時に流れていたプロフェッショナルを見ました。
流れていたのはジェラート職人の特集だったのですが、あいかわらず編集が上手といいますか、番組として深い部分をえぐってくるといいますか。かなり面白かったです。
ジェラート職人の方がなぜジェラート職人になることを目指したのか。元々は牧場経営をしていたが、その牧場を手放すことになった過去。そういったディテールがかなりしっかりしていて、共感を呼んでいるのはさすがです。
ただ、今回はそういったバックボーンではなく、たった一つの言葉に非常に共感した為、この内容を記事にしようと思いました。
その言葉とは、
「ストーリーを練り込む。テクニックだけで作っていても、人は驚かない」
というものです。
まさにWEBデザインに共通している言葉です。私自身、制作する上で大事にしてきた思いでもありますので、この言葉はぐっときました。
テクニックはあくまで手段。ストーリーの練りこみとは、言い換えれば相手が納得する理由造りのこと。そこに自分が納得していないまま進めても、振り返るものがない為、それはただただ虚しいだけ。次回への糧とならないものです。
やはりモノづくりに携わっている方の考え方って近いんですよね。
過去に営業活動で訪問した際、一番仕事に対する価値観が近かったのは有田焼の陶芸家の先生だった気がします。50代60代の先生も、作品に打ち込んできた思いが皆さんあって、なんていうかピュアなんです。一つの作品が形作られた理由を話している瞬間は、目がキラキラしてますからね。
余談ですが、ジェラートと呼ぶ定義ってご存知ですか?ちなみに私は知りませんでした。
ジェラートとは、イタリア語でアイスクリームと定義されるもので、凍ったお菓子全般を指すようです。ただし、日本ではアイスクリームと呼べるものは法令で決まっていて、乳固形分15%以上、そのうち8%は乳脂肪であればアイスクリームと名乗ってよいということになっています。日本におけるジェラートはちょっとアバウトな感じで、「ヘルシーな氷菓子」というのが近いようです。ちょっとした豆知識でした。
WEBサイト制作の現場でWEBディレクター、WEBデザイナー、コピーライターとして主に活動。
現在は不動産投資のノウハウを学ぶべく、日夜勉強中。