内閣府が2019年5月13日に発表した2019年3月の景気動向指数での国内景気の基調判断は6年2カ月ぶりに「悪化」となったようだ。
では景気動向指数及び国内景気の基調判断とは何か?
私がなんとなく理解した範囲は、景気を時間軸ごとに「一致指数」「先行指数」「遅行指数」の3つで構成、さらに「一致指数」は9つの経済指標を基に算出らしい…
このうち現状を示す「一致指数」は内閣府が毎月、基調判断を示す。
判断は「改善」 景気拡張の可能性が高い
「足踏み」 景気拡張の動きが足踏み状態になっている可能性が高い
「局面変化」 景気の山・谷がそれ以前の数ヶ月にあった可能性が高い
「悪化」 景気後退の可能性が高い
「下げ止まり」 景気後退の動きが下げ止まっている可能性が高い
の5段階。
仮に、貴方の家計判断は「悪化」と宣言されたらどうだろうか?
(5段階で自分の家計を判断してみるのも面白いかもしれない。)
国家の話であるから、一企業や家計より複雑なデータからの総合的なものだろうが、
「悪化」という言葉のインパクトを強く感じる。
一方、2019年5月20日に内閣府が発表した2019年1~3月期の国内総生産(GDP)速報値は、実質ベースの季節調整値で前年比0.5%増加らしい。これをどう捉えるか?
「数字は生き物」というフレーズを過去に聞いたことがあるのを思い出してしまう。
様々な数値がある中、内閣府は2019年5月下旬の月例経済報告で公式の景気認識を示すので、そちらも参照したい。
文:経理担当者
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