東京オリンピックまで1年を切りました。サッカーのワールドカップでもそうですが、世界的なスポーツの祭典の前は、大型テレビがよく売れます。
オリンピックって4年に1度しかないですが、実際に行われている期間はけっこう短いですよね。東京オリンピックは2020年7月24日から8月9日までの17日間しかありません。期間という意味ではサッカーワールドカップの方がかなり長いです。1日あたりの行われている競技の数が圧倒的に違いますから、一概に言えるものではありませんが。
しかしまあ、期間としてはそこまで長いわけではないスポーツの祭典をきっかけとして、数十万円の買い物をする方が多いわけですから、やはり皆さん「感動したい」のでしょうね。
私は元々家電(特に黒家電)が好きでして、5年前くらいまではかなり詳しかったのですが。ちょっと浦島太郎状態なので、多少調べてみました。各メーカーの特徴はあまり変わってはいないようです。
日本における大型テレビメーカーは大きく4社ありました。今でも大きくは違ってはいないようです。
日本テレビの4社といえばシャープ、パナソニック、東芝、そしてソニー。そこに付随する形で三菱が続き、数年前までは日立もここに加わっていました。
価格が高くなればなるほど、それぞれどういった特徴があるのか、よく調べるものです。
完全地デジ化のタイミングから長く32型テレビが飛びぬけて売れているサイズでしたが、近年はより大型を求める風潮が強いです。これはやはり値段が大きく下がってきたことが理由にあると思います。
各メーカーの特徴について、少し触れておきましょう。
・シャープ
日本に広く液晶テレビが出回った時にシェアを取得したシャープ。自社でパネル生産からテレビ生産までを完結できる亀山工場が有名でした。「世界の亀山モデル」と謳って低価格帯を中心にシェアを拡大。しかしより低価格な海外勢に押され、かなり苦しい展開となりましたが近年は回復。
色合いの特徴は鮮やか、ビビッド。各メーカーで比べると、比較的オーソドックスなテレビ。ハイエンドモデルでは8K対応等もありますが、最大の特徴はやはり価格。55型の4Kテレビが10万円強で購入可能です。
・パナソニック
元々はプラズマテレビの雄。液晶テレビが時代の主力となった後も、かなり長い月日プラズマテレビで推進してきました。(液晶テレビも出しながらでしたが)しかし、現在はパナソニックも液晶テレビの会社。
パナソニックではかなり早い段階からテレビで使えるアプリを多数開発してきました。アプリの充実さはかなりいいです。また、どのメーカーもブルーレイレコーダーとの連動を謳うのですが、パナソニックのブルーレイレコーダーはかなり評判が良いです。セットで考えた時にパナソニックが良いという考え方もアリです。
・東芝
大手の中ではずっと出遅れていたメーカーでしたが、「外付けHDDをテレビに直接つなぐ」という、ウルトラCによって業界のTOPと並んできました。これはレコーダーが売れなくなるので、業界的には暗黙の了解のような形で行わなかった行為ですが。
東芝のテレビといえば、有名なのはタイムシフトですね。常にいくつかのチャンネルを一時録画しているような状態で、「録画する」という概念を根底から取り払ったものです。私が詳しかった頃はタイムシフトの電気代がすごかったですが、現在はある程度解消したのでしょうか。一ブログの記事ですので、そこまで調べてはないのですみません。
・ソニー
世界的にも一定のシェアを持つソニー。国内のテレビシェア率で言えばトップを走ってきたというわけではないのですが、テレビに関しては商品としての“格”がずっとありました。郵便ポストの色をテレビで見比べるとわかりやすいのですが、ソニーのテレビは赤が綺麗に出ます。液晶テレビというのは構造上、青系の色は比較的綺麗に出やすいのですが、赤系を丁寧に出すのが難しいのです。レーザープリンターでは逆に赤はよく出て、黄色が出にくかったりしますが。このあたりは機械の性質ですね。
日本で4Kテレビを最初に出したのはソニーだったはずです。テレビの買い替え特需が終わって市場が落ち着いてしまった頃に、新たな波としてソニーが出してきました。
ソニーの液晶テレビは残像が残りにくく、音もよいです。その代わりといってはなんですが、お値段は少々お高めとなっています。
このように、各メーカーそれぞれに違いがあります。
それぞれのメーカーの違いはたしかにありますが、大きな画面や4Kでオリンピックを観戦すれば、おそらくそれだけで感動はあるはずです。
テレビのサイズアップ等を検討している方は、現在のラインナップを眺めてみるのも面白いのではないでしょうか。
WEBサイト制作の現場でWEBディレクター、WEBデザイナー、コピーライターとして主に活動。
現在は不動産投資のノウハウを学ぶべく、日夜勉強中。